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2022.10.03
前回に続き、今回は実際にどちらがお得か?を検証したいと思います。
①燃料単価が安いが燃費は悪い。
②燃料単価が高いが燃費は良い。
この二つについて、数字で検証です。が、その前に燃費の出し方をおさらいです。
まず燃料満タンにして、トリップカウント(AでもBでも可)を0にする。
次回の燃料を満タンにして何リットル使ったか?
それまでの走行距離は何KM走ったか?
実走行距離(km)から給油した数量(ℓ)を割ると1ℓで何キロ走ったかが燃費(km/ℓ)となります。
意外にわからない人がいてビックリなんです。
*高い燃料を燃料単価167円設定 *安い燃料を燃料単価162円に設定
*高い燃料を使用した燃費は15(km/ℓ) *安い燃料を使用した燃費は12(km/ℓ)
実際に3(km/ℓ)ほどの差がありました。
走行距離350km
A 350km(走行距離)÷29ℓ(給油量)=12km/ℓ(燃費)安い燃料
B 350km(走行距離)÷23ℓ(給油量)=15km/ℓ(燃費)高い燃料
A 29ℓ×162円=4,698円
B 23ℓ×167円=3,841円
例えば、燃費が2km/ℓ違ったとすると350km走行する為には、25ℓ必要となる。(給油量)
25ℓ×167円=4,175円
このことから、燃料単価が5円高くても燃費が良ければ実際には安く済む事がわかりました。燃費がいかに関係しているかがお分かりかと思います。
ここからが重要ポイントです。
これを応用して、こんな比較を出しました。これは運送会社のオーナー様は特に必見。
①ガソリン単価167円で設定。②軽油単価137円で設定。
①年間10,000km走行
燃費が12km/ℓならば833ℓ必要となる。833ℓ×167円=139,111円(年間燃料代)
燃費が15km/ℓならば677ℓ必要となる。677ℓ×167円=113,059円(年間燃料代)
燃費を良くすると、年間26,052円の経費削減になります。
②1ヶ月8,000km走行
燃費が3.5km/ℓならば2,286ℓ必要となる。2,286ℓ×137円=313,182円(1ヶ月燃料代)
燃費が4.5km/ℓならば1,778ℓ必要となる。1,778ℓ×137円=243,586円(1ヶ月燃料代)
燃費を1km/ℓ良くすると1ヶ月に69,596円の経費削減になる。
車両台数が20台所有ならば、1,391,920円の経費削減になる。1年ならば16,703,040円となる。
燃費を1km/ℓ良くするだけで年間1,670万の経費削減になります。すごくないですか?大型車買えますよね。まあ、高速を使用させて燃費を上げてドライバーの負担軽減に活用できると思います。コーポレートカードは、使用した分割引もされますので活用し、トラックの消耗費や痛み具合も充分軽減出来ます。トータル的に色んな所で(労働時間など)メリットはあるはずです。
以上の事から、燃料は安いだけで判断してはいけない、ということです。
それよりも燃費を上げる事に重点を置くことが必要であると思います。その為には、無理な急発進、急加速、タイヤの空気圧チェック、不必要な物は載せない、オイル交換、メンテナンス管理、アイドリングストップなどの行動で可能となると思います。とはいえ、真夏はエアコン使用しますし、雨の日はタイヤに対する抵抗が有りますので実際に数字には多少の変動はあります。気になる方は、是非実践してみてください。
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